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メタボラ 桐野夏生

2008–02–06 (Wed) 15:33
メタボラメタボラ
(2007/05)
桐野 夏生

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気がついたら、「僕」は謎のジャングルの中にいた。知識はある。教養もある。でも自分のことだけが何一つ思い出せない。一体「僕」は、どんな人間だったのだろう?森から抜け出た「僕」はまっさらな状態で、何とか生き延びる道を模索しつつ、新しい自分を構築しながら生きていく。「僕」の魂の向かう先は・・・?

桐野夏生初読みです。
桐野さんて、結構重い話を書く人らしい、っていうイメージだけはあって、読むの辛くなっちゃいそうだなって漫然と思ってたんです。中学生くらいのころ。
まぁでもそろそろそういう話でも読みきれるかなって思って、手に取りました。
しかしそんなに不安がっているのに、初読みに594ページの長編選んじゃうあたり自分結構チャレンジャーだと思います(^_^;)まぁ読みきれたんでよかったです。


なんだかいっぱい盛り込んだなーって印象を受けます。
記憶喪失に始まり、集団自殺、家庭内暴力、請負詐欺、沖縄の現状・・・。
読み終わった後は、なんかいままで目を逸らしていたものを目の前にうわっと一気に差し出されて、いっぱいいっぱいになってしまった、というかんじ。
今の若者が抱えている問題は確かにたくさんあって、そのいっぱいいっぱい感に押しつぶされて、擦り切れて、集団自殺に走る、という構図には納得いきますが、ちょっと盛り込みすぎでは?とは思いました。

メタボラは「metabolism」、つまり新陳代謝のことだそうです。
香月雄太としての過去をすて、新しい自分、記憶喪失だった「僕」・磯村ギンジへと生まれ変わるさまを表すタイトルだと思うんですが、それをただ単に「再生」とするんしゃなくて、「新陳代謝」ってすることで、「人が生きてる」っていう生々しさが伝わってくるなーって思います。

アキンツが喋る宮古の方言はぜんぜんわかりませんでした。
この方言がわかったらもっとのれて、アキンツのひょうきんな感じとか、独特の雰囲気がわかってもっと楽しかったのになぁ、とちょっと残念。
でも方言読むのって当たり外れあるなーとも思います。
両親が関西出身なので私も関西弁が喋れるんですが、変な関西弁の本は読んでて気持ち悪くなりますし・・・。

印象どおり、確かに重かった。
でも、次から次から起こるいろんなことに引っ張られて、最後までぐいぐいと読めたので、辛くはなかったです。
これから桐野夏生も少しずつ読んで行きたいなーと思います。
でもグロテスクなものはニガテなので、「残虐記」とかはちょっと手を出せないかも・・・。

読了日:2008/1/23
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コメント

桐野さん、確かに重いですね。
悪意の描き方が絶妙だと思います。

グロテスクなのはわたしも苦手・・・。

やっぱりほかの作品も重いんですね・・・。
最近話題の本は「悪意」を扱ったものが多いので、いろんな人の「重い作品」を比べてみるのも面白いかもしれませんね。

京極さんとかもグロテスクなのが多いそうですね。「ルーガルー」とか絶対読めません(^_^;)

かたっぱしからコメントしていく作戦、始めました。(夏を感じるワード第一位的な)

「メタボラ」は読んだことないので、爽の文章は読んでません。未読の作品のネタばれやなので;

桐野夏生がわりと好きなのでコメントしてます。
といっても今でも印象にのこってるのは2作品だけなんだけどさ。
「OUT]と「残虐記」
この2つはおススメできる。
「OUT」については中学で読んだから、微妙だけど「残虐記」は去年かな?大学の本館にあるよ^^

「OUT」とかグロテスクの極みだけど、それ以上にきったない人間の心が、不快感を通り越して爽快ですらある。
映画化もされてるみたいだけど、原作を強くすすめます。
のっけから勝手なコメントで申し訳ない;;;

>KYKY
今日ね、新着コメント欄見てびっくりしたよ!(笑)

ほうほう、「OUT」と「残虐記」ね。
「残虐記」最近文庫になったのを見つけて、読もうか読むまいか悩んでたんだよねー。タイトルからして平和に終わらなそうじゃん!
しかしグロテスクなの苦手なんだけど、そういう黒い話は好きなんだー。もうひたすらに重い話とかね。そういう意味ではわりと好みかもしれん。
ありがとう、チェック入れときます(^^ゞ

そういやわりと最近「新世界より」(貴志祐介)っていうの読んだんですが、このコメント見てたらわりとKYKYも好きかもと思った。結構好みが分かれる本だと思うんだけど…。
一冊が超分厚いうえに上下巻ハードカバーで、多分学校にも入ってないから、読みづらいことこの上ないんだけど、もし興味があったらチェックしてみてー。

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