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プリンセス・トヨトミ 万城目学

2009–09–24 (Thu) 22:35
プリンセス・トヨトミプリンセス・トヨトミ
(2009/02/26)
万城目 学

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5月のある日、大阪は完全に停止した。大阪に隠されたある「秘密」を守るために。しかし、大阪に眠るその謎を暴こうと、東京から来た会計検査院の手が伸びる―。大阪を舞台に繰り広げられる、マキメ・エンターテイメント。


なんか…なんか長かったな~~。
読み終えるまで結構かかりました。
一度借りて返却→再貸出を経てようやく読みきる。
実際ページ数あってボリュームありました。

でも、ほんとに面白くなるのは4分の3くらい読み終えてからだった気がする。
そこらへんからは結構進んだんですけど、そこに至るまで耐えるのがなかなか大変でした。
物語が動き出すまでが遅いんですよね。
『鹿男あをによし』も『鴨川ホルモー』も面白くなってきたのは最後らへんだったから、これもそうなのかな、と思って頑張って読みました。

大阪城地下、ほんとにあったら行ってみたいです。
女だから無理だけどw
大阪城が豊臣の末裔を権力争いから守るために作られたものだと思うと、なんかちょっとあたたかな気持ちになれます。

今大阪国は、親から託されたものを守ろう、っていう強い気持ちから成り立っていて、それは確かにすごく素敵なことだと思う。
でもほとんどの人が大阪城が建てられた本来の目的の、「豊臣の末裔」を守るんだ!っていう気持ちより、「親父から託されたもの」を守るんだ!って気持ちのほうが大事にされてる感じで、それはなんかちょっとずれてるんじゃないの?って思っちゃって…。
茶子を守るためにみんなが団結するんじゃなくて、団結するために茶子を守るってかんじが、ちょっとね。ぴんとこなかった。

結局男だけに継承されてるわけではなくて、母から娘にも伝えられてる。
「男がなんか大げさなことしてるけど、ほっとこか」って見守ってるのだけど、茶子はその輪にも入れてもらえない。
豊臣の末裔を守るって言うか、なんか茶子ひとりを仲間はずれにしてるみたいで、ちょっとかわいそうだなって思ってしまいました(>_<)
なんか、みんなが共有している秘密を教えてもらえないのって、とても寂しくないですか?
私はそういうふうに輪に入れてもらえなかったら結構落ち込むので…。

でもまぁ、この豊臣の末裔を守るシステムを作ったのが実はねね中心じゃないかっていうのは納得。
母は強し、っていう言葉があるくらいですからね^^

あ、そうだ橋場茶子って、つまり羽柴茶子ってことですよね。
はしば、って読みながらなんかどっかで聞いたような…と思っていて、やっと「羽柴」を思い出しました。
たぶん皆さんすぐ気付くんでしょうけど、すいません、日本史あんまり得意じゃないんです…。
しかし字面が違うとイメージすごい変わるなぁ。

大輔は今後どっちで生きていくんだろう。
女の子としてでもきっと茶子を守ることはできるだろうし、やっぱ女の子かな。
これからは守られるだけじゃなく、「女の子同士」として支えあっていってほしいです。

蜂須賀の親父いい人でしたねw
ああいう人ってスジ通す人だから、味方にすると結構強そうだな…。

大阪の地理がわかったらもうちょっと前半も楽しめたかも。

面白くないわけではなかったけど…ちょっと読みとおすのに気合がいる本でした。

はっ、そうだ、南場先生が出てきた!
そういえばあの人大阪の人だったな…。
こういう作品間のリンク、嬉しいです^^

読了日:2009/8/17
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コメント

説明が長かったですね。
今は無くなってしまったかに見える人と人との絆が、
大阪という大都市で脈々と生き続けていることに
感動せずにはいられませんでした。
橋場はひらがなにするとそのままなので、
まさかって思っていたら、当たってビックリでした。

こんばんわ^^
カキコありがとうございました。
素敵な話でしたよね。
私も長かったなぁというのが最初の印象でした。
前半がなかなか進まないんですよね^^;
面白いんですけども。
父子の関係が素敵でした。
この関係こそが、信頼や絆って言うんだろうなぁと思いました。
良いですよね。男同士の秘密みたいな^^
女性がちゃんと分かってるって言うのもまた面白かったです。
登場する人々の名前はみんな豊臣に関係しているんですよね。
私は歴史が苦手なので全然気づきませんでしたが、歴史好きの方のブログを見ると、ものすごく興奮してる記事もありましたよ^m^

>藍色さん
最近て、親から子へと何かを引き継いでいくことってあまりないので、そうやって想いを大事に受け止めて伝えていく姿勢は心が温かくなりました^^
羽柴→橋場の変換も、豊臣の一族を守るためのひとつの策だったのかもしれないですね。
気付いたときは私もびっくりしました^^

>苗坊さん
こんばんは!こちらこそコメントありがとうございます^^

歴史好きなら前半部分も楽しめると思うんですけど、いかんせん私は歴史がそこまで得意ではなかったので、やっぱりダレる感じは否めなかったですね~(>_<)
父子の関係も、母娘の関係も素敵でしたね!
男は秘密基地みたいなおっきいものを作って、女はそれをひっそりと見守る、という構図が本当にそれっぽくて、なんだか妙に納得してしまいました。
そんなにたくさん豊臣関連があったんですね…!全く気付かずに読み終えてしまった(^_^;)
やっぱりその辺をもう少し知ってたらもっと楽しめたんでしょうね~…うーむ、残念(@_@)

こんにちは~コメントありがとうございました♪
TB送ろうとしたのですがどうもエラーになってしまいダメでした。(涙)

万城目作品ってスロースターターというか序盤なかなか物語が動き出さないので読むのがちょっと辛いという面は確かにありますよね。物語が動き出すと面白くて一気読みなのですが。(^^;ゞ私は大阪人なので読んでいる間中郷土愛を刺激されまくりで嬉しくなってしまいました。(^^ゞ

私は茶子を仲間はずれにしているとは感じなかったんですよ。彼女を守るための人もついているわけですし、心配させないように周りがそうと感じさせずに気を使って見てくれて気にかけてくれているんだと思いましたよ。秘密を知らなくても皆に守られているって素晴らしいことなんじゃないでしょうか?たとえ本人が知らなくても。それには秘密があるということを気づかせないことが大前提ですが。

そして、実際に400年?とこれだけの月日が流れてしまうと末裔を直接知っている人ってごく少数に限られてしまうので、どうしても見たことのない末裔を守る!というよりは親父から託されたものを守るという意識が強くなるのは仕方ないかなぁと思いますねぇ。でもあの長い地下を歩いている間にも末裔の事についても語られると思うし、そこらへんは書き方の問題かもしれませんね。

あと性同一障害は不要だったのでは?(しかも納得の行く解決もされていない)という気になる点は私も感じました。ただ私は読んでいて大輔が真の性同一障害のようには感じなかったんですよねぇ・・・女装趣味とも違うんですけど、なんでだろう?だから今は女の子になりたいと思っているけれど、ゆくゆくは男として生きていくような気がしないでもないんですが。性同一障害という設定にしていたのもラストでゲーンズブールから大阪の女の秘密を伝えるというだけのためのような気がするんですよねぇ・・・(^^;

>板栗香さん
コメントありがとうございます^^
TBって結構相性あるみたいですよね(>_<)私もどうしても送れないところがあります…。

スロースターターの作品て、長くなればなるほど不利(?)ですよね(>_<)今までいくつかマキメ作品を読んできたので面白くなるまで読み続けましたが、これが初読の方は途中でやめてしまう可能性もありますからね~(^_^;)
私ももうちょっと地理がわかれば前半も楽しかったのですが…残念です(T_T)

うーむ、仲間はずれと感じてしまったのは、大阪の男も女も、父から息子へ、母から娘へと秘密を共有することによる連帯感と絆を深めているのに、茶子だけはそれができないんだなぁ…ってちょっと寂しくなってしまったんです。普通では考えられないほどたくさんの人に守られて大切にされてるんですけど、彼女自身が子どもや次の世代に「伝えなくちゃ」っていう気持ちを抱けないのは、残念だろうなぁって思いまして。

あれだけ長い間守り続けてるので、やはり茶子の顔を知らない人が出てくるのは当然なんですけど、そうしたらもう茶子のことを知る人だけで密かに親衛隊を作ればいいのでは…って思っちゃったんです。こんなに大規模にする必要はないのでは?と。すいません、なんか全然ロマンがなくて…(-_-;)

でもやっぱり読む人が違うと感想も違うので、面白いですね^^

性同一性障害を出すならもう少し掘り下げてほしかったなぁ、と思います。おっしゃるとおり、私もあまりはっきりと大輔が性同一性障害だと思わなかったので、最後のほうはその設定を忘れかけてました…(^_^;)
男・女の役割が結構きっちり分けられる話なので、中立の立場の人を出したかったのかもしれないですね。

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