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星々の舟 村山由佳

2007–05–26 (Sat) 12:31
星々の舟 星々の舟
村山 由佳 (2003/03)
文藝春秋
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許されない恋に悩む兄妹、だらだらと続く不毛な日々にうんざりする長兄、人と一対一で向き合えない末娘、戦争の傷跡を負って生きる父・・・。家族をつないでいた母がなくなったとき、この家族を繋ぐものは一体なんなのか。ある家族の、ひとつの愛のカタチ。
人間関係で一番難しいのは、実は家族との距離のとり方なのではないかと、最近強く思うようになりました。例えば私が親に勘当されたとしても、私は永遠に彼らの娘であり、彼らもまた永遠に私の親なわけです。それってなかなかの束縛だと思います。気が合わなくても、自分の知らないところで勝手に繋がっちゃってて、切れないわけですから。
こんなこと書いてるからって、別に家族に嫌いなわけじゃないですよ。ただ、難しいなって。私の場合は主に母なんですけど。たぶん人間関係における一生の課題ですね、母との距離のとり方っていうのが。

ま、それはさておき本の感想へ。
村山さんは恋愛小説ばっかり読んできたので、家族小説は新鮮でした。恋愛小説も素敵ですけど、個人的にはメインテーマが恋愛じゃないほうがいいな。

綺麗な小説です。なんか、小説全体の流れが一定じゃなくて、ゆらゆらと漂っている感じ。
みんながそれぞれ諦めきれない何かを持って生きています。それが切なくて、時にあたたかい。
特に「子どもの神様」と「名の木散る」が好きです。

この中の人たちって、小説全体の雰囲気と同じで、どこか浮世離れしているところがあるんですよね。家族、っていう枠がなかったらそのままどこかに飛んでいっちゃいそうです。
みんなの中心だった母親が死んでしまってはじめて、みんな自分以外の家族のことをきちんと見るようになった気がします。
やっと、このばらばらだった星たちが、自分たちの力でひとつになろうとしてるんですよね。

あ、あと扱うテーマは重いものが多かったけど、あまり重さを感じずに読めたとこもよかったです。

読了:2004/8
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