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フリーター、家を買う 有川浩

2010–08–18 (Wed) 10:21
フリーター、家を買う。フリーター、家を買う。
(2009/08)
有川 浩

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苦労して入った会社を辞め、悠々自適なフリーター生活を送っていた武誠治。しかし、ある日母親が精神病を患ってしまう。姉の亜矢子にひっぱたかれ、自分勝手な父の誠一と戦いながらも母の寿美子を元の笑顔にするために奔走する。立て、フリーター!



すごく重くて厳しい話でした。
最後の書下ろしではラブ要素が出てきましたが、それ以外ではずっと辛かったな…。
有川作品といえば甘々がよく言われますが、このバッサリ切り捨てる厳しい感じも有川節だと思うのですよ。
このテンポ感あっての厳しさだとも思いますが。

誠治の冒頭の堕落ぶりはもうほんとどうしようもないですね。
あればかりはもうムカムカします。
でもあれをだめだと思える人間でよかったな、と思ったりもしました。

はじめ、寿美子の誠治への態度にも、子離れできていない親の見本みたい、ともやもやしていたんですが…、
子離れとかそういうのとは次元が違う。
家族が円満に行くことが、外からのいじめに耐え抜く寿美子の心の拠り所なんですよね。

亜矢子の剣幕がすごい!
あそこまで容赦なくいけるのってなかなかない!!
父親の平手からの勝利宣言ができる娘って、親にとっては脅威だろうね。
すっごく、有川的女子だなぁ。
近所のおばさんとのバトル、怖い(笑)
女の私がいうのもなんですが、ほんと、女、怖い!


でも一念発起してからの誠治はすごくしっかりした。
はじめのころの誠治とはたぶん顔つきも違うんだろうな。
環境と状況が、ここまで人を変えるんですね。

家族との付き合い方が、人付き合いの中で一番難しいのかなと思います。
他人は、極端に言えば離れたくなったら離れられるわけで、家族の強制的なつながりを断つのは相当大変なわけですよ。
つながりたくなくてもつながらなければいけない状況というのは、苦しいなと時々思います。

誠治の成長を見ながら、自分の中の甘さも見つめなおした気がします。
甘えているところが本当に多い。
たくさん寄りかかっているものを、少しずつ、一つひとつ自立させていかなければと思った。


これ読んでいた当初は就職活動真っ只中だったので、採用関係の話はすごく参考になりました(笑)
「履歴書、ちゃんと書こう!」とひそかに決意してました。
なので、履歴書の使いまわしは一切しませんでしたw



そしてこの作品、ドラマ化するんですね。(2010年10月 フジ火曜9時枠)
誠治が嵐のニノという…合ってんだかなんだかよくわからぬキャストです。
妹の情報によると『阪急電車』も来年初夏に映画化らしい。
ついに実写化かぁ。
有川作品て人気あったけど、今までトンデモ設定だったから実写化できなかったんでしょうね。
個人的には久々に、トンデモ設定のエンタメももっと出してほしいな、と思ったりする今日この頃。


読了日:2010/1/1
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植物図鑑 有川浩

2009–08–12 (Wed) 11:10
植物図鑑植物図鑑
(2009/07/01)
有川 浩

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ある日、さやかが会社の飲み会から帰ってくると、玄関先に男が倒れていた。「行き倒れてます。お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です。」つい、その言葉にのせられて家にあげたその男―イツキは家事万能、草花オタクの不思議な青年だった…。道端に咲く草花とともに綴られる恋物語。


安心しますねー、やっぱり。
有川作品は読みなれてるっていうのもあるけど、期待を裏切らないという点でとても読みやすいです。
この前が予測不可能の三崎亜記だからっていうのもあったかもしれませんけどw

私もさやかと同じく、完全なる都会っ子なので、花の名前とか全然わからない子です(>_<)
イツキの説明を聞きながら、カバー裏についているフォトグラフを見てお花を確認してました。
覚えられるところまでいってないですけど、たまには道端を気にしながら歩いてみようかなーって思いました。
雑草という、草花はないんですもんね。

イツキの作ってくれるお料理がほんとにおいしそうで!
今までそんなにお料理が出てくる本て読んだことないんですけど、深夜に読んでるとほんとーにお腹すいてきます!(>_<)
絶賛していたノビルとセイヨウカラシナのパスタ、食べてみたいんですけど、ノビルの味ってネギっぽいんですよね…?
私ネギ系が苦手なので、ノビルを気に入る自信がありません(涙)
食感は個性的らしいけどなー、うーん…。

今回は救いようのないいやなやつが出てこなくてよかった。
竹沢はちょっとはじめどうかな…と思ってたんですけど、普通に考えたら好きな子にわかりやすくアピールしてるだけだよなぁって(^_^;)
最後の、菓子折りくれたとき、あの必死な感じが本気だったんだなぁと思わせてくれてよかったなー。

有川さんて、家族問題を絡めてくること多いですよね。
郁と両親とか、ストーリーセラーとか。三匹のおっさんもそうかなぁ。
その影響で、出てくるたびに私も親との関係とか考えてしまいます。

そういや有川節がものすごくきいたベタ甘小説なんですが、あとがきで
「担当諸氏は何故だれも私も止めない。」とあったのに笑ったww
いやぁ、これで止められるなら別冊Ⅰは発売されていませんww
このままどんどん突っ走っていってくれることを期待しておりますのでよろしくお願いします。

なんていうかなー、堂上教官と郁はなんか憧れるなぁって感じになりますけど、イツキとさやかのはそうでもなかった、かな?
二人を見ているのは微笑ましかったし、ベタ甘大好きなんですけど、自分自身は思いっきり恋人なムードに浸れない人間なので。
付き合ってても友達くらいのフランクさと自由さがほしい。

あ、そういえば、野生時代の8月号で番外編やってましたね。
多分文庫落ちしたときに収録してもらえるのでしょうが、待てないので立ち読んできました←
可愛いお話。
出てくる花達の花言葉を調べるととっても胸キュン!らしいのですが、なにせ立ち読みだったのでヒメオドリコソウしか覚えていません(´ω`)
文庫になったら改めて調べよう…。

ごちそうさまでした。
次の有川作品も楽しみにしております。

読了日:2009/7/19

三匹のおっさん 有川浩

2009–06–13 (Sat) 23:54
三匹のおっさん三匹のおっさん
(2009/03/13)
有川 浩

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「ジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ!」―清田清一、通称キヨはこのたび定年を迎えた。世間の者たちは還暦を迎えた自分を爺さんのハコへ放り込もうとするが、剣道で鍛えた足腰は今も健康そのもの、髪だってまだ黒い。まだまだ自分は「おっさん」だ。同じ気持ちを抱えて暇を持て余している悪友二人―立花重雄(通称シゲ)と有村則夫(通称ノリ)とともに、そのへんの若者なんかよりよっぽど若いパワーで町内にはびこる悪を蹴散らす「三匹のおっさん」の姿をとくとご覧あれ!


若い…!
この人達私なんかよりよっぽど若いですよ!(笑)
何より驚いたのは3人ともケータイを完璧に使いこなしていたところ。
うちの祖母どころか、母親でさえケータイ使いこなせてませんw
眠らせている機能がすごいいっぱいあるはずです。

有川作品に登場する大人の方々がかっこいいのは毎度のことですが、今回もおっさん方はみんなかっこよかったよ!
それと対照的に、祐希の両親とかはだいぶ情けない感じに見えますが、それは清一サイドから読んでるからそう感じるのであって、たぶん視点を変えるとあんまり違和感なく受け入れちゃうんじゃないかな…と思います。
しかし両親が持っていたそういうだめな部分を容赦なく切る部分は、有川節満点ですね。


三匹の「おっさん」なのであまりラブ要素は期待してなかったんですが、ちゃんとラブ要素もありました^^
早苗が、かわいすぎる(*^^)v
あんなに奥手そうな早苗の「らしくない」オフェンスが非常に好印象でした。
自分からなんて郁や柴崎くらいだと思っていたのに…やりよるなw

祐希はたぶん外見だけだったら同じクラスになっても私は喋ってなかったでしょう。
でも親が反面教師になったようで、中身は男気ある少年だと思います^^
剣道再開しようとするときの言葉が、すごくよかったな。
あとオシャレ講座いいね!w
最近はおしゃれ男子が人多くて、刺激を受けることも多いです。

相変わらずスカッとする読後感がよいです。
後味が爽快なのが嬉しいですね^^
わりとページ数ありますが、なんてことなかったー。

あと、有川作品らしい社会問題について書いたら長くなったので、たたんでおきます。
よろしければ続きをどうぞ。

読了日:2009/6/4

続きを読む ⇒

別冊図書館戦争Ⅱ 有川浩

2008–08–12 (Tue) 14:08
 別冊図書館戦争Ⅱ

「そんで、結局あの人たちは?」―図書隊一の有名カップル・堂上と郁が結婚し、気になるのはほかの方たちの恋愛模様。最後の一歩が踏み出せない彼と、素直になれない彼女の恋の行方は?あの人たちの過去には何があった?図書館戦争シリーズ、これにて幕引き。

やばいなぁ。
すごい切ない。

今回はⅠの時に比べ、だいぶ糖度が少なかったです。
まぁ手塚と柴崎があの二人くらいベタベタしているのもちょっと想像つかない気も、する(笑)
相変わらずいろんなことを容赦なく書ききる作風は変わっていませんが、今回はややテイストが違う。
メインになるキャラが、主人公二人と違ってだいぶ複雑な性格のためかわかりませんが、だいぶキャラクターの心情を深く掘り下げています。
恋愛の話ばかりでなく、過去の話も入っていたので、より番外編だなーって感じがしましたね。

てなわけで、前回に比べて…というか一般的にもややビターな感じ?
甘い描写はいくつもありましたが、それを上回る勢いで厳しい状況なので。
それと前回に比べてちょっと笑いのシーンが少なかったからかな?(笑)

それでも、満足してます。
まさかこのシリーズが、「穏やか」に終わるとは思っていなかったけど(笑)

ほんとにこのシリーズには思い入れがあるので、相変わらず長い感想になりそうです。
前回よりだいぶ落ち着いてるのが救い(笑)
興味のある方は追記をどうぞ。
ネタバレしてますので、未読の方はご注意ください。

読了日:2008/8/7

続きを読む ⇒

ラブコメ今昔 有川浩

2008–07–27 (Sun) 02:42
ラブコメ今昔ラブコメ今昔
(2008/07/01)
有川 浩

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老いも若きも男も女も、みんなみんな恋するんです。笑って泣いて苦しんで、それでも恋するって幸せなこと。『クジラの彼』に引き続き、自衛官ベタ甘ラブを存分に楽しめる、恋愛短編集。

相変わらず有川作品は甘い☆
思う存分堪能しました^^
期待を裏切らず、見事です。

しかしですね、もちろんこれもベタ甘なんですが、図書館シリーズからファンになり、別冊Ⅰを読み終えた今となっては「なんのこれしき!生ぬるいわァ!!」という感じで(笑)
変な耐性がついてきました。

「ラブコメ今昔」「軍事とオタクと彼」「広報官、走る!」「青い衝撃」「秘め事」「ダンディ・ライオン~またはラブコメ今昔イマドキ編~」の6編。

<ラブコメ今昔>
有川作品ではお見合いですら甘いのかー!(笑)
「ご趣味は」
「お漬物を少々」
に笑った(笑)

<軍事とオタクと彼>
これ一番好きです。
光隆かわいすぎ…!!
年下男と年上女のカップルって有川作品では珍しい気がします。
ほかにありましたっけ?
それにしても、いいなぁ、歌穂、大事にされてますね^^
光隆だけでなく弟からも(笑)
この弟超いいやつだと思います。
うちの妹こんなに協力してくれないと思います(^_^;)

<広報官、走る!>
「なーんにも変わってなくて、何にもなかったみたい」な日常がタダで手に入っているわけじゃない。
どこかで必死に守ってくれている人がいるから、こんなに平穏に過ごせるんですよね…。
王様をギャフンと言わせたあたり最高にすっきりしました。
ベタ甘も有川さんの色ですけど、「かっこいい大人」がたくさん出てくるのも毎回楽しみにしている理由のひとつなんですよねー^^

<青い衝撃>
有川さんは「女」を書くのがうまいと思う。
公恵の不安とか、あのストーカーの陰湿さは女ならではだと思います。
「夫がモテて困るんです」って一回言ってみたい気もしますが、実際そうなったら私はたぶん公恵のようになると思います。
基本的に自分に自信がないので…。

<秘め事>
ずっとベタ甘な恋愛を見てきたから、こういう自衛官の現実みたいなものを突きつけられるとそのギャップにびっくりしてしまう…。
この話のあとがきにあった自衛官の方のお話が印象的でした。
でも、こういう環境で自衛官の方々は日々仕事をしてらっしゃるんですよね。
そんな中にいたら、余計に恋愛しづらいだろうなって思います。
私は、きっと怖くなる。
それでも恋を貫けるだけの強い意思が私にはあるのかな、と考えてしまいました。

<ダンディ・ライオン>
吉敷のヘタレさに手塚を見た…!(笑)
ごめん手塚、私の中ではまだ君はヘタレの代名詞なんだよ。
別冊Ⅱでオトコマエの代名詞に変わるように応援してる!!

話がそれました。
千尋ちゃんのアクティブさに舌を巻く思い。
やっぱり恋を成就させるにはそれくらい押さないといけないんだなぁと。
見習わなければ…!
てっきり広報でペアになったときに出会ってお付き合いスタートかと思ってました。
もっと前からの付き合いだったんですね^^
それもそれで素敵です。

どの話も安心して読んでいられていいです。
楽しかったー☆
しかし人はどんどん欲張りになるもので、今度は久々に自衛隊3部作のようなトンデモ設定のエンタメを読みたくなってきました。
そういう話、もう一回書いてくれないかなぁ、なんて。

ごちそうさまでした。
別冊Ⅱも楽しみにしてます。

読了日:2008/7/19

図書館危機 有川浩<再読>

2008–04–30 (Wed) 08:04
図書館危機図書館危機
(2007/02)
有川 浩

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図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。

紹介文はe-honネットからの引用です。

これも再読しました。
やっぱり忘れてるとことかいっぱいあったのを思い出せてよかったー。
内乱を乗り越えた分の信頼関係があって、ようやくここまで来たか、と嬉しくなりました。

今回のテーマは「ねじれたコトバ」にて「差別語」「放送禁止用語」ですね。
これについてもやっぱりいろんなことを思ったんですが、すでに書いた図書館シリーズの記事に書いたことと、基本的に同じなので割愛します。

毬江ちゃん、ほんと不憫な子だよ…。
綺麗な上に難聴なんて、両親や小牧にとっちゃぁ心配で気が気じゃないよ、ホント。
そして柴崎に「あの人とはシッポの取り合いしたくない」と言わしめた小牧の本性。
「死ねばいいよ、お前」は小牧の語録のひとつに入ると思います(笑)

昇任試験の堂上班二人の慌てっぷりが微笑ましい。
堂上…アンタ今は手塚を助けてやんなさいよ!(笑)
「お前の前世はクワガタか!」…表紙の絵を見るたび笑います。
そして柴崎にはぜひ野望を実現していただきたいと思います。

「俳優?!俳優に喩える?!――あれを?!」
珍しく狼狽した折口さん。玄田と折口の恋の行方も色々素直じゃないっていうか。
でもこの瞬間だけはとても素直で、かわいいです。
手塚と柴崎よりは大人だから、甘えるとことか素直になるとこはきっちりしてて、かっこいいなーと思います。

「柴崎そんなに強くないよ。心配しなくてもあたしたちと弱い部分が違うだけだよ。」
「あたしの上官はきっとそう言って怒るの。迂闊だって。そんで、あたしはあたしをそういって叱る上官を尊敬してるの。」
バカだ、単純だ、と思っていた郁の成長が分かるセリフですね。
柴崎がこれでどれだけ救われるか。
堂上がこれでどれだけ報われるか。
自分に、こういうふうに思ってくれている人が一人でもいるなら、きっと、どんなつらいことでも乗り切れる。

「俺の伝令だから最後まで一緒の光景を見る、ってのはちょっと…負けた」
っていうのが、「別冊」でいうところの「気持ちに蓋をしてもこじ開けてくる」郁への敗北宣言ですね。
だから革命であんなに積極的だったんだな(笑)


色々かぶることを割愛したら、結局キャラ読みオンリーな感想に(笑)
こういうのが好きなのでしょうがない、勘弁してください。

わーっと読み返して、郁の成長ぶりとか、仲間同士の信頼関係の築かれていく様子とか、ちゃんと確認できてよかったです。
こうして革命に繋がっていくんだなー。
やっぱ、このシリーズ大好きだなーって改めて思いました。

初読了:2007/3/16
再読:2008/4/14

図書館内乱 有川浩<再読>

2008–04–29 (Tue) 00:00
図書館内乱図書館内乱
(2006/09/11)
有川 浩

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相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!――図書館の明日はどっちだ!?

紹介文はamazonより引用です。

読み返してみました。
いやー、やっぱりいいなぁ。
完結作読んだから色々安心して読めるし、その分1回目では特に意識しなかったようなところにも注意できるし。
忘れかけていたギャグシーンも思い出すし、初めて読んだときは未読だった「レインツリーの国」も読んだ後だったので、色々こみ上げるものがありました。
はー、いろいろ、堪能。


「両親攪乱作戦」
初めて読んだときは郁と同じように彼女の両親に苛立つだけでしたが、今回はもうちょっと冷静に読めた、かな?
親子の関係を考えさせられます。
寿子と郁のように子離れできてない親、ほかにもいっぱいいると思います。
それだけじゃなくて、親離れできてない子どもも。

そんで、往生際悪い堂上。
まぁいきなり好きな女の両親(しかも父親)と二人っきりになったら動揺するよね(笑)

柴崎は、何もかもを客観的に見すぎていると思う。自分はいろんなことがすぐ見えてしまうもんだから、余計郁のまっすぐさに突っかかりたくなるんだろうな。

「恋の障害」
「毬江に対してだけ正義の味方でいられたら、それ以外のことはどうだっていいのだ」

なんというか、小牧の守り方は、堂上のとは真逆のほうにある気がします。
妙な男のプライドは共通ですが(笑)

小牧と毬江は、すごく安心して見ていられます。
付き合いの長さでいったらダントツだもんな…。
堂上の片思い期間が長い、一途だってどっかで書きましたが、毬江ちゃんに勝る人はいませんでした(笑)
だってこの時点で18年間片思いだもんね。
ほんといじましい!

聾者や難聴者の話はやっぱり考えさせられますね。
この間ニュースでやっていた聾学校の名称が変更になった、って話を思い出します。
わざわざ「聾」という言葉を避ける必要があるんでしょうかね。
差別の意味が含まれているって誰が決めているのかなって思います。
聾者だからって社会的弱者だとは限らないし、聾者を支援「すべき」って思うことがもう差別じゃないんですか?って聞きたくなっちゃう。
それ言ったら、「障害者」「健常者」って言葉だってなかなか差別語だと思いますよ。
難しい問題ですけど。

あ、そういや冒頭の柴崎さまの帰省土産・きんつば、私も食べたかったです(笑)

「美女の微笑み」
あの性格と美貌なら、子ども時代はさぞかし苦労したんでしょうね。
書いてあること以上に。

“人付き合いのコツは、人を本気で信用しないこと”
これは私もそう思います。
本当に大事な情報は人に漏らすべきではない。
例えそれがどんなに親しい人間であっても。
所詮は人間自分が一番かわいいから。

ま、でもこれは実は結構弱い人間のやることなのかも、と思います。
人を信用して傷つきたくないから。
先に自分が傷つく要素を排除してるんですよね。

そこまで思いつめて、人間不信になってしまった柴崎がとても不憫でした。
郁が居てくれて心底よかったと思っています。

「兄と弟」「図書館の明日はどっちだ」
郁&柴崎のお部屋トーク、結構好きなんですが、同じくらい堂上班男子組の飲み会が好きだったりします。

「…かわいそうな顔すんなそこ!」
から始まるくだりは爆笑ですし
「違っ…足、」
の手塚がかわいいし(笑)

手塚の「あの部屋の女は女じゃない」というものすごい評価にニヤリ。
頑な少年もずいぶん丸くなってきたね。

柴崎の「逆鱗」発言に、郁を大事にする気持ちが伝わってきて、本当に嬉しい。
やっと、周りを頼ることができるようになれて、よかった、と。

内乱は“人間関係”をクローズアップさせただけあって、色々読んでて苦しいです。
でもその分、周りの人間がどれほど信頼の置ける人間なのか、ということが分かるときでもある。
こうやって、あの「革命」へと繋がっていくのかと思うと、感慨もひとしおですね。

そして、この容赦ない厳しさが、潔くて好きです。

初読了日:2007/3/14
再読:2008/4/13

別冊 図書館戦争Ⅰ

2008–04–10 (Thu) 10:00
別冊図書館戦争

純粋培養乙女ゴコロ、心浮き立つ初バレンタイン、初詣のお守り、過保護な彼氏、初々しい呼び名・・・。日常業務の中で、ひたすらにベタ甘な恋愛を繰り広げる、われらが図書隊が帰ってきた!笑いありテレあり喧嘩ありの武闘派バカップル、そして周りの恋の行方も追いながら、豪華すぎるスピンオフ第一弾、ここに開幕!

はじめに書いときます。
テンション高すぎてやばいです。
気づかないうちにものすごいネタバレもしてるかもです。
ご注意ください。

これはもう待って待って待って待ちわびて、やっと来たぁーーー!ってくらい楽しみにしてた本です。
電撃のHPとかでは発売日4/10で、うずうずしながら待ってました。
しかしamazonの方では発売日が4/7になってて。
まっさかねー、あるわけないよねーと思いながらも若干の期待を持ちつつ、7日に郁ちゃんたちが革命のときにお世話になったでっかい本屋さんへリサーチに行ったわけですよ。
そしたら。

あった。

えー公式発売の3日前ですけど!
いいの?!ねぇ、ほんとにいいの?!
早売りってこんな早くからやってるもんなの?!
とにかく神様ありがとう!!

とかなんとか思いながら速攻購入。
「白蝶花」が読みかけ、既刊のシリーズの再読もしてないにも関わらず帰って速攻読みました。
その日のうちに読了ー。
7日に感想アップしたかったんですけど、まだせめて発売日まで待とう、と思って(^_^;)

いやほんともうちょっとヤバイって。
恥ずかしいほど甘い!甘すぎる!
ジャムに練乳と蜂蜜ぶち込んだような恐ろしい甘さ!
パフェを10杯くらい食べちゃった感じですよ!

読んでる最中は誰もいないのをいいことに
「きゃー、○○君からメールが来ちゃった、どうしようーー!!」
とか言ってる少女マンガの主人公よろしく部屋の床をゴロゴロ転がってました。(←実話)
「ヤバイはずかしすぎるー!ムリムリ心臓もたないからー!!」
とか言ってたような言ってなかったような。こんな事言って転がってる私が恥ずかしいですね。
すいません。
2回目以降、やっと落ち着いて読めるようになりました…。(←すでに再読済み)


ベタ甘が主役なので、検閲問題は薄いですが、やっぱりそこは有川作品、締めるトコはきっちり締めていってくれます。
「図書館の貴重資料の窃盗」「迷惑な利用客」「障害者への配慮の低さ」「公共施設のセキュリティの甘さと利用者の油断」「言葉と差別」などなど。
既刊シリーズのように大きな事件はないものの、普段の彼らの日常がクローズアップされていて面白かったです。
この中のいくつかは普通の図書館でも十分おこりうるんじゃないかなーと。

木島ジンの良化法に対抗するやり方は斬新ですね。
ただ言葉を規制するだけでは何の意味もない。
どんなに美しい言葉だって、発する人しだいでいくらでも人を不快にさせる言葉になってしまう。
そもそも、ふさわしい・ふさわしくないっていうのは、一体誰が決めたことなのか。
言葉は所詮人の心を映し出すひとつのツールでしかない。
表面だけをきれいに取り繕っても意味がない。
そのことを改めて実感しました。
当たり前のことなのだけど。
その当たり前を忘れてる人が多すぎる。
もちろん自分も含めて。


あーちょっと真面目な話を書いたら落ち着いてきました。
でもこの本の感想はこれだけじゃ書き足りない!
ので、追記に書きまーす。

変なこといっぱい言ってます。
ついでに思いっきりネタバレします。
それでもいい方はどうぞ追記へお進みくださいませ(笑)

読了日:2008/4/7

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りんご 甘いもの 王道 FF7 ドラゴンボール 書道 数学 トロンボーンを吹く 整理整頓 aiko 雑貨屋さんめぐり
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