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吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ 山本渚

2010–09–28 (Tue) 12:06
吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ(MF文庫 ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)吉野北高校図書委員会3 トモダチと恋ゴコロ(MF文庫 ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2009/12/23)
山本 渚

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高3の夏休み、受験生川本かずらを悩ますものはたくさんあった。進路、図書館にいると語りかけてくる本たち、そして大好きな友達たち。今この瞬間の居心地がよすぎて、卒業のことを考えると足が止まってしまう。そんな中、突然かずらを好きだという小嶋が現れて…。「すき」と「トモダチ」の狭間を描く、シリーズ3作目。



いい感じにキュンキュンできて幸せになれます
やっぱりこのシリーズ好きだな。

待ちに待ったというか…ずっと読みたかった「大地目線」が出てきたのですごく新鮮で楽しかった!
外から見ている分には、完璧優等生の武市くん、て感じだったから、この未完成感といいますか…そういう歪み、みたいなのはとても新鮮でした。いや、それくらいのひずみを持ってないとおかしいんですがね。
きっとそういう歪みの部分とか、共感してくれたのがかずらだったんでしょうね。

『俺にとってかずは本当に大きな存在なのだ。それこそ男とか女とかではなくて、本当にお互いわかり合える相手な気がしていた。』
という部分に大地がどれだけかずを大事に思っているかがわかる。
これだけ大事に思っているのに、それでもあゆみを選んだってことは、相当大きな衝撃だったんでしょうね、あゆみの価値観が。

自分の価値観にぴったり合う人と一緒にいるのはとても楽しくてほっとして、そして楽です。
自分のダメなところもいいところも全部含めて受け入れてもらえるからこそ、その安堵感が生まれると思うのだけど、それって実は結構お互いにお互いを甘やかしてしまうのではないかとも思う。
ダメな部分を、それでよしとしてしまう可能性があるから。
かずらも大地もそんなに弱い人ではないと思うけど、二人で寄り添ったらずるずると堕ちていってしまうのかもしれない。だから、お互いにトモダチのまま踏みとどまっているのかも。無意識のうちに。

まぁそうでなくても、恋愛に対してとても不器用なのかなと思う。
きっと、誰に対しても誠実でありたいと思うんだろうな。
とてもすばらしいけど、それは時に自分を苦しめるものでもあると思うのです。


「女のトモダチ」の壬生っちがいいです。
『周りの大人は持たざるものへの偏見には嫌悪を示すけど、持っているものへの偏見には鈍感だ』
という台詞はほんと、そうだと思うし。
中学くらいの頃はガリ勉で、そのおかげで成績はそれなりにいいものをいただいていたのですが、必死で努力して勝ち得たものを、「あなたは頭がいいから。私とは違うから。」とかいう言葉で片付けられるのが嫌だった。
決して頭がいいわけではない。それでも頑張って成果を出した。
人が何の努力もせずに楽して得ているみたいに言うな、って思ってた。
あーぁ、この本その頃読みたかった!笑


かずら、トモダチに愛されてるね!!
いいなぁ、幸せものだなー^^
というか、ついに藤枝が報われるときがきた!!!
藤枝サポーターの私としては非常に嬉しい展開でした。
ほんともうありがとうございます!!って感じでしたw
ちょっと、かずらは結局やっぱり大地が好き、って思って耐える恋をするのかな、って思っていたりもしたので、よかったです。
『奴なら成層圏まで飛んでいく』という壬生っちのコメントが面白かったw

お互い好きで意識し合ってるのに、前に進めないじれったさがもどかしいです。
早く成層圏まで飛んでいく藤枝が見たいので、続きをぜひ書いていただきたいです。

読了日:2010/5/8
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吉野北高校図書委員会2 委員長の初恋  山本渚

2009–07–24 (Fri) 17:52
吉野北高校図書委員会2 委員長の初恋 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-2)吉野北高校図書委員会2 委員長の初恋 (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-2)
(2009/02/21)
山本 渚

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いつもニコニコしていてほわほわしている司書の牧田先生。図書委員長のワンちゃんは牧田先生を尊敬してるが、ある日先生の意外な側面を見つけてしまった。激しく動揺する委員長だが、どうして自分がこんなふうになるのかわからない。僕はいったい、どうすればええんやろ…。高校の図書委員会を舞台に描く青春小説。


吉野北高校図書委員会』のつづきになります。
今回は「委員長の初恋」と「希望の星」の2編(というか2章?)。

あいかわらず「青春」を具現化したらこうなるんだろう、みたいな甘酸っぱくてちょっとせつない気持ちが描かれていて、胸がきゅーっとなります。

この世代って、どんなに悩んでいても、情けないことをしても、輝いて見えるから不思議。
高校の頃の担任の先生に、「悩みない?」って聞かれたときに、「ありません、大丈夫です」ってこたえたら、「今の時期ほど『悩む』ってことに時間を使える時期はないんだから、なんか悩んどけ」と言われたことがありますw

そのときは「なんじゃそりゃ」って思いましたが、今思うとわかる。
高校時代に、自転車に乗って登下校していたときに色々ぐるぐる一人で考えてたことが、なんか今とても生きている気がする。
学生時代って、唯一立ち止まることに何のリスクもかかってない時期なんですね。

まぁ、今も学生だから、いろいろ意味もないことぐるぐる考えてますけど。
それって、きっとどこかで生きてくるなって思う。
高校時代はまだその実感がなくて、立ち止まることに迷いがあるからすごく苦しくなるけど、
今は悩むことが次のステップに必ずつながると信じることができるから、迷いなく悩めます。
あれ…なんか日本語おかしくなってきた(゜-゜)


ワンちゃんの初恋の話は、さすがワンちゃんてかんじで、すごく落ち着いてる感じ。
そりゃ悩んで苦しんでるんだけど、藤枝のもやもや感とはまた違う、緩やかな感じがありました。
藤枝は自分でかずらへの想いをコントロールしきれてない気がしたけど、
ワンちゃんはコントロールするっていうより、その気持ちに真正面から向き合って、すべてを受け止めてそのまま身を任せている感じ。
このひと絶対いいお父さんになるとおもう!

ワンちゃんが牧田先生への気持ちを認めたときのセリフ、
「その瞬間、僕は何かに白旗を上げた」
っていう表現がとてもすきです。
人を好きだっていう気持ちはなんだか、「あーもう、まいった!」って感じになる。


藤枝はやっぱり藤枝でした(笑)
相変わらずせつなくて微笑ましくて不器用で…いいねー、せいしゅん!(*^_^*)

「こっそり、机になりてぇとか思う」
ってどんだけ可愛いんだキミは。

こんなふうに見つめてもらえたら、それだけで幸せ。
なんか付き合う付き合わないは全く別にして、お礼をいいたい気分になる。

…いいなぁ、かずら(笑)

最後、空に向かってガッツポーズをしそうになる藤枝がとてもすき。
藤枝の気持ち、届くといいなぁ。


これ、3巻出るのかな?
高校卒業くらいまではぜひやってほしいのですが、どうなんでしょう。
そして大地目線でひとつ、お願いしたい!


読了日:2009/7/6

吉野北高校図書委員会 山本渚

2009–07–12 (Sun) 22:53
吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2008/08/21)
山本 渚

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彼女なんて作らないって言ってたのに…。誰よりも心を許せる男友達と、だいすきな後輩が付き合いだした。今まで上手に回っていた歯車が、少しずつずれていく。この気持ちは、置いていかれた寂しさなのか、恋ゆえの嫉妬なのか。静かで温かな高校の図書室を舞台に綴られる、青春のきらめきを閉じ込めた一冊


「吉野北高校図書委員会」「あおぞら」の2編。っていうより2章、って感じかも。

甘酸っぱいですねー(´ー`)
いいですねぇ、こういうきゅーんとする可愛いお話大好き!
文庫で読みやすい文体なので電車の行き帰りで読めちゃいます。

豊島ミホから痛さを取った感じ。
キレイじゃないけど、絶対誰でも一度は経験したもどかしい想いを抱えた登場人物たちにとても共感できます。
爽やか、って紹介されることもあるみたいですが、爽やかって感じじゃないな(゜-゜)
そういう抜けるような清々しさとは別の方向にある気がする。
内に秘めた誰にもいえない、整理のつかない気持ちと決着をつけようと頑張ってる子たちの話なので。

なんか、嫌なやつが出てこないんですよねー。
まぁ、委員の仕事さぼっちゃうやつとかは出てきますけど、必要以上にとんがってるような子がいません。
だからすごい安心して読めます。
とても、「高校生」。
なんとなーく、うちの高校と似てる気がする。

かずらのもやもや、わかります。
女の親友に彼氏ができたら、たぶん寂しい。
「その子のことを一番わかってあげられる人」のポジション取られちゃった、って気になるから。

「いっそ、大地のことを好きだったらよかった。あゆみのことを嫌いになれたらよかった。今の状況を憎めたらよかったのに・・・、ただ淋しいだけなんて。とことんどうしていいかわからない。」
ああ、せつない、せつないよ…(>_<)

しかし、男と女がいっしょにいたら、どうしてみんなすぐに付き合ってるとかなんとか言うんだろう。
…その「女の親友」がただ「男の親友」ってだけなのにね。



一番すきなのは藤枝です!

「告りてぇ」

って!
もういろんなもやもやのすべてがこのコトバに集約されている。
この藤枝が、一番等身大の高校生って感じです。


藤枝がワンちゃんに相談してるシーンがとっても好きです。
『ラブ★コン』でも大谷と中尾っちが相談してるとこすごい好きだし。
女の自分にとっては、男子がこんなふうに恋愛について悩んでいるというか、相談しあっている姿がとても新鮮で。
なんていうかとっても微笑ましい!

女子が恋愛で一喜一憂する姿はよく見てるんですけど、男子がそこまでの情熱を持って恋愛に取り組んでいる姿をあまり見たことがないもので(笑)
なんていうか、完全に男子っていうイキモノは、恋愛はめんどくさいものだと思っている、と私は思いこんでるんですけど、そうでもないんですかね。
(「人それぞれです!」って言葉が飛んできそうですけど笑)
ま、でも男子ってそういう部分、絶対女子の前で見せてくれない気がするんですよ。
うん、でも、男子もいっしょなんですよね。たぶん。

あっ、そういやあゆみや牧田先生をみて「ちぇっ、いいなぁ」と思うかずらの気持ち、よーーくわかります。
文句なく可愛くてしかも性格もいい人というのは存在して、妬みとかそういうものを抜きにして憧れる。
自分にはない要素に憧れる。

ここで藤枝が、かずらのこの気持ちに対して、
「川本は、そういうのではなくて、凛とした雰囲気が素敵だと思うのに」
と心の中でひっそりと思っているのがまた!(*^_^*)
藤枝、本当にかずらが好きなんだね、ってしみじみ思った。
適当に、「かわいい」って言葉で濁さないで相手の魅力を語れるって、ホンモノだなーって。


あったかくて懐かしい気持ちになれました。
すごく文化部な高校生活ですが、運動部だった人も「あの頃」に戻れるお話だと思います。

読了日:2009/6/30

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