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ヴァン・ショーをあなたに 近藤史恵

2009–03–12 (Thu) 10:53
ヴァン・ショーをあなたに
ヴァン・ショーをあなたに

下町の小さなフランス料理店「パ・マル」。従業員はシェフの三舟氏と志村さん、ソムリエの金子さん、ギャルソンの僕・高築の4人で、気取らないフランス料理を提供している。三舟シェフの料理はもちろんすごくおいしいが、お客さんの持ち込む謎を鮮やかに解いてしまうその名探偵ぶりも忘れてはならない。身も心も温まるフランス料理の数々と、ほのぼのミステリをご堪能あれ。

「錆びないスキレット」「憂さばらしのピストゥ」「ブーランジュリーのメロンパン」「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」「氷姫」「天空の泉」「ヴァン・ショーをあなたに」の7編。
前作「タルト・タタンの夢」の続編ですね。これ以降も続いてシリーズ化するのかなー。前回に引き続き、ほのぼのした空気がとてもよかったです。

「氷姫」以降の3話は語り手が高築くんじゃないのが新鮮でした。
三舟シェフの修行時代の話とか、楽しかったなー。
無愛想だけど、冷たい人じゃないっていう三舟シェフの人柄が、料理にもきっと出てるんでしょうね^^
いいなぁ…食べたいなぁ~~(笑)
好きなのは「ヴァン・ショーをあなたに」。私もミリアムおばあちゃんのヴァン・ショーが飲みたいです

「憂さばらしのピストゥ」、三舟シェフは怒ってたけど、南野シェフの気持ちもわかるなぁ…。
いくら客だからって、頼んで作ってもらっているという自覚と覚悟は忘れちゃいけないと思うんですよね。
チェーン店じゃないだけに、お客と店の信頼関係が何より大事になってくるんじゃないかと思うし。
あと、「氷姫」の、「氷にも味がある」っていうの、いいなって思います。
私は味オンチなんですけど、そういう素材の味はちゃんとわかる舌でありたいとは思います。
「マドモワゼル・~」で、プロポーズの指輪がローストチキンの踏め物に入ってた、って書いてあったんですけど、私そういう渡され方嫌なんですよね~~。(超個人的w)
そういう大事な記念になりそうなものは、すごいきちんと手入れして、大事に大事にしたいって思うので、のっけからそんなベタベタなんて…テンション下がります(-_-;)
たまにシャンパンの中にしれてくれるとかありますけど、そういうのも嫌いだなーー。
普通に渡してほしいw

三舟シェフの意外な面が見れた感じ。
なんだか暖かい気持ちになれました。

読了日:2009/3/4
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タルト・タタンの夢 近藤史恵

2008–03–13 (Thu) 12:00
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)
(2007/10)
近藤 史恵

商品詳細を見る
常連の西田さんの不調の原因は?恋人が作ったカスレが全く美味しくなかった訳は?妻が突然家を出て行ってしまった理由は?素数のチョコレートに込められた想いとは?―下町のちいさなフランス料理店「パ・マル」、そしてそこのちょっと風変わりなシェフがお送りする、絶品料理とミステリの数々。極上のひと時を味わえる一冊。


「タルト・タタンの夢」「ロニョン・ド・ヴォーの決意」「ガレット・デ・ロワの秘密」「オッソ・イラティをめぐる不和」「理不尽な酔っぱらい」「ぬけがらのカスレ」「割り切れないチョコレート」の7編。
どれも本当においしそうなフランス料理が出てきて、読んでいるだけでシアワセになれます☆
私は一度にわーっと読んでしまいましたが、1日1話ずつ、食後にデザートと紅茶と一緒に読む、なんていう読み方も素敵だなぁって思ったり。

「サクリファイス」は「うーん・・・」って感じだった私も、こっちはすごく楽しめました。
これで終わり?ってくらい1話は短いのだけれど、そのあっさり感と、お話の数の多彩さが上手くバランスがとれてる感じで良かったと思います。

日常ミステリはいいですね。
殺人事件とか、そういうミステリみたいなハデさはないけど、その分ゆったり安心しながら読めるところが嬉しい。
自分のまわりでもあるんじゃないかって考えるのも楽しいです。

お気に入りはラストの「割り切れないチョコレート」。
まずチョコ好き(というか甘いものは全部好き)なので「ノンブル・プルミエ」のチョコレートをぜひ食べてみたい!
この間後輩がチョコレート専門店(店名忘れました・・・)で買ったチョコをくれて、それがもうおいしくて~☆やっぱりその辺のチョコとは全然違いますね。
で、素数の詰め合わせにして、わざとあまりを出す、っていうその発想がすごく素敵。
なんかほのぼのした家族の様子がぱっと目に浮かんで、いいなぁって。
じーんと心あったまるお話でした。

「ガレット・デ・ロワの秘密」「ぬけがらのカスレ」なんかも微笑ましくて、読んでてニコニコしてしまいました。読後が爽やかなのもいい。
「タルト・タタンの夢」は現実でも結構起こりそうですよね。表に立つ人、みんなの憧れになる人の苦労は計り知れないだろうなって思いました・・・(-_-;)
「ロニョン・ド・ヴォーの決意」、粕屋氏の偏食っぷりには参りました。
私も偏食な方なんですが・・・・。でもレストランとか外の食事では食べるように努力してます。モノによってはかなり涙目になってますけど!(笑)
料理人の方は、食材に対する思い入れと言うか愛情は相当なものだと思うんですよ。お客さんに楽しんでもらう料理を作るっていうのもやりがいのひとつだろうけど、それ以前に材料に対しても敬意を払っているのがプロなのかなって。
だから粕屋氏の偏食にも負けず、食材を無駄にもせず、きっちり料理をつくる三船シェフに感動しました。


今回お話にも大満足だったのですが、装画が谷山彩子さんだったのが嬉しかったです。
谷山さんは「Feel Love」の挿絵も描いてらっしゃって、それからちょっと注目しているデザイナーさんでした。こんなところでお目にかかれるとは思ってなかったです☆
今まで装丁とかあんまり注目してなかったんですが、最近はお気に入りのデザイナーさんが増えてきたので、装丁別に作品を分けて並べてみたら面白そうだなーとかおもったり。

あー、タルト・タタンやヴァン・ショーをぜひ実際に堪能してみたいっ!
お菓子作りはあまりしないのですが、タルト・タタンは頑張って作ってみたいなって思っちゃいました。

読了日:2008/3/11

サクリファイス 近藤史恵

2008–03–11 (Tue) 11:22
サクリファイスサクリファイス
(2007/08)
近藤 史恵

商品詳細を見る
将来はオリンピック選手、とも期待されていた陸上選手だった白石誓(ちかう)は、何気なくつけたテレビで放映されていたロードレースに魅了され、突然の転向。エースではなく、二番手(つまり「アシスト」)というポジションが存在するロードレースは、誓にとって居心地のいいスポーツだった。しかし、突然手にした勝利によって期待する周囲の目。変化していく自分の気持ち。葛藤する誓に突きつけられる現実。そして、突然起こった衝撃的な出来事・・・。「サクリファイス」が意味するものは?

近藤史恵初読みです。
私は近藤史恵さんをこの本で初めて知ったんですが、司書さんの話によると日常ミステリを書く方なんだそうですね。
だからかな~、長編のこの作品はイマイチぴんと来ませんでした。
今読んでる「タルト・タタンの夢」は楽しんでるんで、私は短編のほうが合ってるのかも?

スポーツマンとしての誇りとか、願いとか、葛藤とか、そういうものはよくわかったんですが、うーん、主人公の誓がグダグダしててちょっとなぁ、って感じ。
事故の真相と石尾さんの真意を強く映し出すために、そういう形になったのかなーって思うんですが・・・。
私自身は「白黒はっきりさせなさい!」っていう性格なので、こういう風にぐるぐる悩んでいる様子があまり好きではないんですよね~。
あと香乃のことも。

失恋を引きずるのはわかるけれど、袴田と勝負する気がないならぐずぐずするのはやめればいいのに、と思ってしまいました。
大体にして香乃が出てきた意味が良くわからないなー、別に香乃はいなくても話は成り立つんじゃないかなー?とか思っているので、まぁ香乃とのことについてはみんな否定的になってしまいます(^_^;)

石尾さんは潔くていいです。
それが正しいことか間違ってることかというのは別にして、自分の信念を貫いて、後始末も自分できっちりつけていくその姿勢は、純粋にカッコイイと思います。

スポーツの世界では結構みんなそうだけど、自分が真剣になれる時間が短いから、その短い時間にかける想いはハンパじゃない。
自分が輝けるその瞬間にめいっぱい輝いて、そして後に続くものたちをその先の高みへと導いていく。
そんな「情熱のリレー」はスポーツをやってこなかった自分には永遠の憧れとして、とてもうらやましく感じました。

もうちょっと躍動感というか、スピード感があったらのれたのかもなーって思うんですが。

ミステリ色は薄いですが、それでも「サクリファイス」の真の意味がわかったときは「おお・・・!」って思いました。
そしてロードレースという競技は、勝ち続けるのに一体どれほどの犠牲が必要なのだろう、どれほど強靭な精神力が必要なんだろう、とその過酷さをわずかながら垣間見た気がします。

読了日:2007/3/9

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管理人の日々のつぶやきと、読んだ本の感想、趣味で作ったハンドメイド小物について綴っています。
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