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宵山万華鏡 森見登美彦

2010–01–18 (Mon) 12:51
宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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宵山の夜は不思議な出来事が起こる。巨大な金魚、きらきら輝くリンゴアメ、ふわふわ浮かぶ風船、そして赤い浴衣を着た少女達。幻想的なその光景は人々を魅了し、いつしか宵山の奥へとひきこんでいく…。妖しくも美しい、宵山の夜の物語。

「宵山姉妹」「宵山金魚」「宵山劇場」「宵山回廊」「宵山迷宮」「宵山万華鏡」の6編、連作短編集です。

読んだ頃はなかなかいい宵山な季節だったのに、ほったらかしすぎてこんな時期に…orz
ちょっと時間を置いてしまったのであまりフレッシュな感想が言えませんが(笑)振り返ってみたいと思います。

この本の装画、なんかみたことあるな!と思っていたら案の定さやかさんの絵でした。
(参考:他の装画→『少女七竈と可愛そうな七人の大人(ハードカバー)』『花宵道中』)
古風で味があって素敵な絵ですよね。
きれい。

話のほうは、いつもの森見作品とはちょっと違うかんじでした。
だっていきなり女の子出てくるんだもん!笑
いつもの冴えない男子大学生はどこに!笑

あとあの固い文章じゃなくて普通の文でした。
だからテンポ感は落ちるけど、全体的に柔らかくてぬるくてちょっと怪しい感じがしました。
宵山っていう作品のテーマがそうさせるのかもしれないけど。
あ、でも「ふくふくと笑う」とかそういう表現は森見っぽくてなんとなく安心しました(´∀`)

夏の夜って何であんなに妖しいんだろう。
あのぬるーい感じがそうさせるのか。
私は怖い話とか苦手なので、夜がいつにも増して怖くなります。

お祭りは好きで、
リンゴアメを買いによく行くんですが←
あの煌びやかな美しさや楽しさは、
その裏の妖しさが際立たせているのかなぁ、なんて思ったり。

時間に囚われてしまった話も怖かったけど、
異世界に引き込まれてしまいそうになる話のほうが怖かった。
二度と戻れない、何の準備もできないという感覚が、おそろしい。

いつもと違う雰囲気でしたが、やっぱり森見は森見だな!って思いました。
今度の夏こそ、浴衣来てお出かけしたい^^

…どうでもいいけど、この記事書いてるうちに5回くらい消えました。
何の呪いだろう…((( ゚д゚ ;)))

読了日:2009/8/24
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恋文の技術 森見登美彦

2009–07–21 (Tue) 13:19
恋文の技術恋文の技術
(2009/03)
森見 登美彦

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拝啓。研究室の皆さん、いかがお過ごしであろうか。私は今、能登鹿島臨界実験所という寂しいところで、谷口さんに罵倒されながら毎日実験に明け暮れている。―京都から離れ、人恋しくなった守田一郎が、「文通武者修行」と称して友人達に送りつけた送った手紙の数々。恋に悩むマシマロ、超絶厄介なお姉さま、核心を突く愛すべき妹などなど…ばかばかしくも憎めない、さえない男の文通デイズ。


相変わらず馬鹿馬鹿しい(笑)
こんなに中身のない手紙のやりとりもそうないでしょう。
そしてなにより、こんなに「おっぱい」っていう単語が出てくる小説もないでしょうw
モリミ的なこの文章の中で、この言葉だけが浮いているw
でも全然やらしくないのがさすがというか。

胸じゃなくておっぱいなとこに彼らの憧れが見えますね!
こう、なんか、胸という単語にないふわふわ感というか!←
あと「方法的おっぱい懐疑」ってなんだよ(笑)

でも拡大というのはいい線行ってたと思うんですよ。
『ガリバー旅行記』でガリバーが巨人島に行ったとき、小さなガリバーは女の方々にとっても可愛がられて、胸の上とかに乗せてられたりしちゃうんですけど、そのときの胸の描写は、
「今まで我輩が見たグロテスクなものの3本の指に入る」みたいな感じでした。
だからもっともっと拡大すればどうにかなったかもしれないよ!
個人的にはもうここまでくればハレンチなんて感じではなく、むしろ微笑ましい気がしてくるんですが。

しょうもないことでずいぶん語ってしまった(-_-;)
これ、内容的には若干セクハラな気がする…。

しかし手紙がずーっと続くだけの話なのに、どうしてこうも面白くなるんだろうな。
いちおうちゃんとストーリーがあるところがさすがですね。
「○○宛て」の章立てになってるので、複数の人が絡む事件は若干くどい!
けどまあ『四畳半~』よりは全然マシ(笑)
時系列順に並べたら面白いだろうな~。
全ページコピーして並べたい!

いっちばん面白かったのは第九話「伊吹夏子さんへ 失敗書簡集」ですw
失敗書簡よりむしろ反省が最高に面白い。
「恋文が濃い文になっている」とか。名言www
わたしはモリミ的アホ男子大学生が結構好きですけども、さすがにあの濃い文はいかん。
こわいこわい。
それに比べ最後の恋文っぽくない恋文はなかなかよかった!
「僕の場合、わざわざ腕まくりしなくても、どうせ恋心は忍べません」
とか、素敵じゃないですか!
この手紙ならもらったら嬉しいかな~。
彼の恋の行方が気になります。

ていうか本質をつく妹・薫女史も言ってますけど、守田君幸せ者だと思います。
これだけ長い間よく文通してくれるなぁ。
しかも結構いいテンポ!

「パンツ番長」に笑ったw
これが元ネタかww

ヒサコ・オオツカ嬢、いいですね。
こういう最強女子を見るのもモリミ小説の楽しみ。
弁天とか羽貫さんとか、だいたい出てくる女子は強いんですけどねw
黒髪の乙女のような子は珍しい。

あー、おもしろかった。
宵山万華鏡も予約してるので早く来るといいな~。

読了日:2009/7/2

四畳半神話大系 森見登美彦

2008–09–27 (Sat) 23:06
四畳半神話大系四畳半神話大系
(2004/12)
森見 登美彦

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今やこんなことになっている私だが、誕生以来こんな有様だったわけではない。すべては大学入学時に選択を誤ったことが、私のキャンパスライフを堕落の道へと歩ませる原因だったのだ…。果たして「私」はどんな選択をしたら「幸せなキャンパスライフ」が歩めたのか?選択肢4つをそれぞれ4話の短編にまとめたパラレルワールド・ファンタジー

相変わらずアホくさいというか、バカバカしいことのオンパレードです
森見作品では毎回言いますが、これは「褒め言葉」です。
こんな言葉が褒め言葉になる小説ほかにあるんだろうか…(笑)
あの妙に厳かで格式ありそうな言い回しで語られると、なんだかすごいものを読んでる気がしますが、あんなに中身のない話もない。(←しつこいですが褒めてます!)
「私」のダメっぷりに時に呆れ時に笑い、存分に楽しませていただきました(*^_^*)
個人的に、胸ではなく乳なとこが森見作品らしさだと思う(笑)

「四畳半恋ノ邪魔者」「四畳半自虐的代理代理戦争」「四畳半の甘い生活」「八十日間四畳半一周」の4話。
それぞれ、大学入学時に、「映画サークル『みそぎ』に入っていた場合」「樋口師匠に弟子入りした場合」「ソフトボールサークル『ほんわか』に入っていた場合」「秘密機関<福猫飯店>に入っていた場合」、「私」の生活はどのようになっていたかというパラレルの話。

まぁ大方の予想通り、はっきり言って大体変わんないんですよねー(笑)
最大の厄災、悪友小津にはどれを選んでも出会う運命ですし。
でも香織さんの誘拐があったりなかったり、『みそぎ』をめちゃくちゃにするのが「私」だったり相島先輩だったり、まぁちょっとした違いはありますが。

同じことが何度も繰り返されるので、ぶっ通しで読んでるとかなりクドイです。
内容も男汁満載でムサいし。
でも亀の子束子やらちょっとした会話の変化、もちぐまの行方など、ちょっとした違いを見つけるのが楽しい
もちぐまにさわりたいぃ~~(笑)
モチグマンていいネーミングですよね。
ナイス明石さん。

そういや樋口師匠と羽貫さんて、「夜は短し歩けよ乙女」にも登場してたんですってね?!
うっわー、全然気づかなかった…。
せっかく「夜は~」も読んだのになぁ。
というか「夜は~」でモリミーのファンになったのに。
大筋は覚えてるのに、そういう細かいキャラクターは忘れちゃうんだなー。
不覚!

なにはともあれ、「光り輝く純金製の未来」と「幻の至宝『薔薇色のキャンパスライフ』」をゲットすべく、これから頑張って行きたいと思ったのでした

森見氏最近新刊出したとの噂を聞きました。
チェックしなくちゃ。

読了日:2008/9/23

有頂天家族 森見登美彦

2008–01–14 (Mon) 14:29
有頂天家族有頂天家族
(2007/09/25)
森見 登美彦

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偉大なる父を早くに亡くし、雷神様にめっぽう弱い母と、非常時に狼狽する長兄、文字通り井の中の蛙になり戻れなくなった次兄、あまりにも純粋すぎる弟と共に美しき狸ライフを送る矢三郎の毎日は波乱万丈である。恩師の天狗を見舞い、美麗なる半天狗となんやかんやと戯れながら、金曜倶楽部の魔の手に怯えながら、阿呆の血のしからしむるままに狸ライフを貫く。ばかばかしいけど温かい、ひとつの家族の物語。

森見の話はどうしてこんなにばかばかしいんでしょうか!(褒めてます!)
今回は狸と天狗と人間の話なので思いっきりファンタジーな話だったので、ばかばかしさ全快で非常に楽しめました。
この文体に馴染めない人もいるようですが、私は合ってますね。
今まで読んだ3作ともに楽しめてます。

キャラクターが好きです。今作だけでなく、既読森見作品の。
今のところ、男は阿呆かヘタレ、女は天然か最強ってイメージがあります。
うーん、なんか、愛すべき阿呆の男達を見守るのが楽しいというか(笑)

しかし、にやにやと楽しんでいただけの森見作品で始めてハラハラしました。
夷川早雲が怖すぎ。
まさか食われはせんだろう、ってことはわかってたんですが、それでもハラハラするものはします(笑)
非道!もはやモラルも何もないよ!・・・って思ったんですが、彼らもともと狸なので道徳とか関係なかった。

早雲の息子の金閣と銀閣はあんなにアホなのに。
四兄弟も金閣銀閣も、父の器の大きさは受け継がなかったんですね。
むしろ海星が総取り(笑)

四兄弟、それぞれいいキャラしてますが、一番のお気に入りは矢四郎。
奥座敷で母上と一緒にころころ転がっている姿なんか想像したときにはもう可愛くてしょうがなくて!無邪気さは最強ですね。

「詭弁クラブ」と「偽電気ブラン」は森見小説にはなくてはならないものなんですねー。
李白さんは狸から偽電気ブランもらってたんじゃないですか?(笑)
ていうか李白さんがもう狸な気もするな・・・。

あとは弁天姉さんがかっこよすぎ。
天狗よりも高笑いの似合う半天狗。
まさに天下無敵のTシャツを着るのにふさわしい。
よくよく考えたら四兄弟の父を食べた張本人、つまりにっくき金曜倶楽部のメンバーで、相当怖い人のはずなのに、なぜだか憎めないのは弁天だからとしか説明できない。

矢二郎の片思いの相談のとき、総一郎が家族の絆について一生懸命語ったのも、昔自分が似たような状況で弟と仲たがいしてしまったからだったんですね。
早雲が兄に抱く羨望や嫉妬が、憎悪に変わってしまったのを総一郎が知ったのは、一体いつだったんだろう。
でもその哀しい感情を知っていたからこそ、総一郎は早雲に陥れられたときも、腹を括っておとなしくナベの具になったのかもしれない。
それで、弟の気がすんで、幼い息子や妻に危害が及ばないように願って。
実際はそうはならなかったけど。

本の帯にでかでかと「かくも毛深き家族愛!!」って書いてありまして、それがどうしても頭の中から離れません(笑)
確かに毛深かった。
内容的にも、外見的にも。
巻末を見たらどうやら第二部があるそうですね。
そっちでは海星の姿が見られることを祈るばかりです☆

読了日:2008/1/3

太陽の塔

2007–11–09 (Fri) 11:02
太陽の塔 (新潮文庫) 太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登美彦 (2006/05)
新潮社
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私の大学生活には華がない。もっと言うなら女っけは絶望的にない。しかしそれでいい。かくも偉大なるこの私が、鴨川に等間隔で並ぶカップルのように周囲に自ら自身のアホさ加減を露呈することなどあってはならぬことだからである。したがって、別れた彼女の行動を記録した「水尾さん研究」も、あくまで彼女がどうして私の偉大さに気づかなかったのかを検証するためのものであり、けっして彼女への未練などこれっぽっちもないことをここに明言する。―失恋の痛手を男の妄想とちょっとズレた戦いで乗り越えようとする、もてない・さえない男子大学生の痛快日記物語。
今回紹介文が難しかったです。
この作者特有の文語体で書きたかったんですけど、いかんせん自分に語彙力がなく・・・なんともいえない微妙な文になってしましました・・・。

夜は短し歩けよ乙女」でこの人の文章に馴染んでいたから、これもすんなり読めたんですけど、初めての人はちょっと戸惑うかも。私はこういう雰囲気好きなので、とても楽しく読めました。

飾磨の演説やら、「ゴキブリキューブ」やら、とにかく何もかもがバカバカしいんですよ。(←褒めてます)
昆虫大国となった主人公の部屋の様子ばっかりよく覚えてます。インパクトあったからでしょうね・・・、とんこつに浮いたゴキブリのしたいなんて想像するだけで背筋がゾッとします。
妄想って女のコの専売特許かなって思っていたんですが、そんなこともないみたいですね。むしろ男のほうがずっとすごい妄想してる(笑)

「クリスマスファシズム」の話がとてもタイムリーで面白かったですね。コンビニにクリスマスケーキが押し入っただの、町がイルミネーションで飾られてクリスマスに侵食されようとしているだの、いちいち大げさで笑いました。
今の時期、そういうふうに思っている男子がたくさんいるんでしょうか(笑)

私は今悲しきかなフリーの身ですけど、わりにクリスマスを一人で過ごすのに抵抗はなく、むしろイルミネーション大好きなので、一人でいろんなとこのイルミネーション見に行っちゃったりします。
周りのみんなは「それは寂しすぎる!」って言うんですけど、もうきにしません(笑)
もちろん誰かと見に行けたら行きたいですけどね。

あと京都の描写が多くて、京都が地元の方はとても楽しめそう。
個人的に大阪万博が舞台(京都もちょっとでてきます)の「水曜の朝、午前三時」を読んだばかりだったので、京都のことをまったく知らない私でもなんとなく「京」の独特の雰囲気を満喫することができました。


かるーく読めるので、ちょっと読書欲がないときとかにいい本です。薄いですし。
失恋小説ですけど、切ないとかそういう感じは一切ないです。
読んでてニヤリとできるお話。
この文語体に馴染めるかどうかがこの本を気に入るかどうかの分かれ目ですが、まぁ一度読んでみて損はないと思います。

読了日:2007/10/28

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