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神去なあなあ日常 三浦しをん

2010–06–27 (Sun) 15:24
神去なあなあ日常神去なあなあ日常
(2009/05)
三浦 しをん

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「え、林業?!」―高校を卒業してもぷらぷらとフリーターを続けていくつもりだった勇気は、母親と担任が見つけてきた就職先に送り込まれることになる。電話も通じない、街灯もない、でものどかな自然はたっぷりある、そんな神去村(かむさりむら)に。はじめは林業を嫌がっていた勇気も、次第にその魅力に気づきはじめる…。



三浦しをん2連発(笑)
シリーズものではない限りあまり連続で同じ作家さんの本を読むことはないんですが、このときは三浦しをんブームが来てたのかも。

『星間…』よりはこっちのほうが私は好みかな。
爽やかでのどかでコミカルな感じが読んでて純粋に楽しめます。

林業って、今まで全然意識していなかったかも。
漁業やら農業やら、食に関係のある部分て否が応でも意識せざるを得ないけど、林業って意識しないようにしようと思えばできてしまう部分があるかなって思う。
本当に大切な職業だということはわかっているんですが。
だからこそ跡継ぎ問題は深刻だろうな。
正直、私は継ごうとは思えないけれども…。

勇気の奮闘ぶりは非常に微笑ましい!
そして良くわかる!
私もバイト始めたばっかりのとき、あまりにもモタモタしすぎてて自分で自分が嫌になりました。
周りの人が励ましてくれますが、それでさらに落ち込んだりね…。
でもこういう手に職、みたいな職業はほんとに習得までが大変なんだろうな。

花粉症の描写が面白かったw
一度で花粉の容量オーバーになってどんだけの量の花粉なんだ!
私は花粉には強いですけども、神去村に行ったら一気に花粉症かも。


自然を相手にする仕事だから、すごく自然に対して感謝の気持ちを持ってる。
森が大切なんだなって、よくわかる。
同時に林業ってほんとに森が好きじゃないとやっていけない職業だな、とも思うけど。

なんだかその姿勢を見ていると、自分は周りからの恩恵に対してちゃんと感謝できてるのかな、って思ってしまった。
なんかいろんなことが便利で当たり前すぎて、そういう意識欠けてるなって思った。

ちょっと話はそれるんですが…
お店で店員に対してすごく横柄に振舞う人をたまに見るんですが、私はそれ、すごく嫌です。
もちろんこっちはお金を払う身だし、払った分に見合わないサービスの場合はきっちり文句言いますけど、ちゃんとしたサービスを提供してくれたらやってくれてありがとう、っていう気持ちがないとダメだと思う。


オオヤマヅミさんの祭り、結構過酷なことしてますが、どうもこの文章だと「なあなあ」なゆるーい感じかするww
でも個人的に特定の神様を信じているわけではないんですが、山って言うのはやっぱり神聖な感じがありますよね。
あの静けさのせいかな。
海も潜るとすごく静かで、なんか祈りたくなる。

神去、なんて書くから、神様から見捨てられてしまったちょっと寂しい村の話なのかと思っていたら全然そんなことはなく、楽しめました。
ヨキの破天荒ぶりとか、直紀さんのツンツンっぷりとか、見てて飽きないだろうな。
山太かわいいし。
住むのはちょっとできないけど、旅行くらいなら行ってみたいな、神去村。


読了日:2009/9/25
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星間商事株式会社社史編纂室 三浦しをん

2010–06–09 (Wed) 23:26
星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
(2009/07/11)
三浦 しをん

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社史編纂室という陰気な部署に配属された、川田幸代・29歳。しかし彼女には何の不満もない。なぜなら密かな趣味のBLの同人誌作りを続けられればそれでいいのだ。しかし、長年一緒にやってきた友人の脱オタ宣言、職場でのオタバレで災難が続く中、自社にまつわるなんだか良くない過去も見えてきた。あぁ、私の平穏な日常は、いったいどこへ…。今までなんとなく触れられなかった「禁止区域」に踏み込んだ、軽快なコメディ小説。



三浦しをんは明るい話が合ってると思う。
というのは前作の『光』が陰鬱だったので…。個人的には暗い話好きなのであれもありですが、三浦しをんは明るい話のほうが安定感があるというか、安心して楽しめる気がします。

バランスがよかったな、と言う印象。
物語の軽さとか、幸代のさっぱり感とか。
ただ好みは分かれる作品かなと。
途中のBLとか、自伝小説とか、まるっきりダメ!って人はいると思うので。
ここまで普通にがっつりBL出してきたのはすごいな!と思いますけどね(笑)
しかもこの隠れオタの自分を幸代がどう隠していくか、切り抜けていくかが焦点になるのかと思いきや、それはメインの話じゃないし。
BLを小道具に使うとはw
会社で冬コミの原稿とかおかしいだろww


みっこちゃんはかわいいことが私の価値のすべてです、みたいな子かと思いきや、花形の営業から来ただけあって仕事はちゃんとできる子だったんですね。
先輩もやるときはやるしね。
ちょっとショムニを思い出した。

幸代が合コンに行くとき、「よっしゃ、行ったるわい」って言ったのを見て、ものすごく三浦しをんだ!って思いました、なぜか(笑)
幸代と洋平の関係はなかなか羨ましいです。
やっぱり結婚はしたいけど、自分の趣味とか好きなことを隠して(もしくは辞めてまで)はしたくないなぁと思うので、理解あるパートナーがほしいものです。

サリメニの話とか、実咲とのことだとか、それなりにちゃんと考えなければ、と思うテーマはあるのだけど、重くなりすぎずテンポよく読めました。
終始ゆるめな感じで進んでいくので、なんとなく本が読みたいなぁ、って時には気軽に読めていいかも。


読了日:2009/9/20

光 三浦しをん

2009–02–13 (Fri) 15:39
光
(2008/11/26)
三浦 しをん

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東京の離島、美浜島に住む信之と美花。平和で穏やかな毎日だった。しかし、島を襲った突然の津波によって、彼らを含む数名を残し島民はほとんどなくなってしまった。―俺たちは、これからどうすればいいのだろう?本土に移り住んでも、失われた島の幻影を求めてさまよい続けながら生きる「島の生き残り」たち。逃げても逃げても追ってくる、この恐怖はいったいなんなのだろう?―三浦しをんが描く、究極の、闇。


久々に三浦しをん。
去年1冊も読まなかったので今年は早めに着手しました(笑)

しかしこれも暗いなぁ…。
一つ前に読んだ「告白」とどうしても比べちゃうけど、「告白」とはちょっと方向性のちがう暗さかな。
個人的には「告白」くらい徹底した後味の悪さと、底なしの闇な感じが好きです。

冷えた愛情、仮面の夫婦。
暴力って、ほんとに色んなカタチがある。
直接なにかが痛くなるわけじゃないけど、信之の南海子への優しさは、ある意味暴力なのではないか。
人を裏切り、人を傷つけるものすべてが暴力なのだとしたら、それをかわして生きていくことなんて無理だ。
負の輪廻はどこまでも続く。
ネガティブでマイナス思考なので、そういう嫌な面ばかり強烈に印象に残ってしまっています。

普通の暮らしの中で息を詰まらせていた南海子。
椿にきつくあたる場面は、目をそらしたくなりました。
ああいうの、すごく怖いんです。
どんな本でも、見たくない。

これだけ暗いのに、何でタイトルが「光」なんだろうと思ってたんですが、この本の最後のページには「The Dark Light」って書いてあるのを見つけて、ふっと、「あーなるほど」って納得しました。
光って聞くと、何かが輝く美しい姿を思い浮かべがちだけど、もっと陰鬱な光も存在するよなぁーと。
曇りの日に、電気をつけないで放置した部屋の中の薄暗さとか、
この本の表紙のような、もやがかかった日の光、とか。
薄闇と光は、紙一重だなーと。
なんとなぁく、そんなイメージ。

湿気をとても多く含んだ布団みたいな、居心地の悪さを感じます。
じめじめしていて、陰鬱。
でも椿や輔が見た夜の静けさと美しさが、やたらと頭に残っています。

そろそろ明るい話読もうかな…。

読了日:2009/1/22

きみはポラリス 三浦しをん

2007–07–22 (Sun) 14:46
きみはポラリス きみはポラリス
三浦 しをん (2007/05)
新潮社
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最近話題になることといったら、「あのこと」ばかり・・・。そうかそうか、それならいっちょとことん書いてやろうじゃないの。さまざまなテーマを元に、同性愛あり、信仰心あり、禁忌の中での愛ありと、さまざまな「恋愛」をいろいろな場面で描いた、まさに三浦しをんならではの恋愛短編集。
「永遠に完成しない二通の手紙」「裏切らないこと」「私たちがしたこと」「夜にあふれるもの」「骨片」「ペーパークラフト」「森を歩く」「優雅な毎日」「春太の毎日」「冬の一等星」「永遠につづく手紙の最初の一文」の全11篇。そのうち始めと最後はリンクしていて、ワンセットになっている作品なので、10通りの愛の形が描かれています。

まさかこれが恋愛小説だとは。
三浦しをんが恋愛小説を書くとこういうものが出来上がるんだなぁ。ひとつ一つの話に書かれているものはちゃんと恋愛なんですが、普通の「恋愛小説」というジャンルで括っていいものか迷う、そんな話でいっぱい。以下印象に残ったものに適当にコメントをつけます。

「永遠に完成しない二通の手紙」「永遠につづく手紙の最初の一文」は同性愛を描いた作品。私は同性愛は肯定も否定もしていなくて、本人たちが幸せならいいんじゃない?みたいなスタンスなので、特に嫌悪感とかはなかったです。結構ソフトというかさりげなかったですし。「俺がずっと一緒にいてやるよ」の言葉に込められた岡田の気持ちが切ない。同性だから、一緒にいようと思えばいつまでも一緒にいれるところが残酷だなと。
岡田のような恋心を抱くと、恋の決着をつけるには相手にも想ってもらうしかないと思うんです。でもそれってあまりないから、一般的には恋が始まったときにはすでに諦めの気持ちがだいぶあるわけで、そんな恋を体の中に溜め続けていくのって相当の覚悟がないとできないなーって思いました。

「私たちがしたこと」のテーマは『王道』。三浦しをんにとっての恋愛の王道ってこれなのか!と少しびっくりしました。まぁたしかに他にもありそうな話ではあります。ダークな話ですが結構好き。恋人を永遠に自分に縛りつけておくには、「恋人のために、恋人の目の前でひとを殺す」のが有効なのだそうです。たしかに残りの人生を2人で「生きて」過ごすのならこれ以上いい方法はないでしょうね。クモの糸でがんじがらめにされたようなおぞましさはありますが・・・。

「ペーパークラフト」は、なんとなくすぐに映像が浮かんできたのですが、色彩が乏しい感じでした。話全体を覆う影みたいなものを感じとったのかな。あとは子供に対する愛情の薄さにぞっとしました。最近はこういう親が増えているのかと思うと、本気で心配になってきます。

「春太の毎日」は話の仕組みに一体どこで気がつくかによって捉え方が違ってくる話ですね。すごくほほえましいです。春太、男前です(笑)

コメントしてない話も非常に味のあるいい話です。
タイトルの「ポラリス」は北極星のことらしいです。それぞれの胸に、北極星のように恋焦がれる相手が輝いていてくれればいいな、とかそんな感じの意味を込めてつけたタイトルだと、立ち読みしたダ・ヴィンチの記事に書いて合った気がします。間違ってたらすいません・・・。
しかし豪華な本だった。こんなにいろんな愛の形を見せられたら、普通の恋愛の悩みなんかたいしたことないように思えてきます。さすが三浦しをん。

風が強く吹いている 三浦しをん

2007–06–01 (Fri) 13:47
風が強く吹いている 風が強く吹いている
三浦 しをん (2006/09/21)
新潮社
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「箱根は蜃気楼の山なんかじゃない。これは夢物語じゃない。俺たちが襷をつないで上っている、現実の話だ!」―ボロアパート・竹青荘に集まった、陸上のことなど何もわからない素人たちが、箱根駅伝を目指す。そんなむちゃくちゃなことが果たして可能なのか?
彼らを走りにいざなった清瀬は、何度も悩み、挫折しそうになりかるメンバーたちに繰り返す。
「速く」走ることが大切なんじゃない。「強く」走ることが大切なんだ。
走ることってなんなんだ。俺たちはどうして走っているんだ。
それぞれの答えは一本の襷に込められて、次の走者へと託されていく。
読めばきっと、強く吹く風を感じる。そんな、爽やかで力強い青春小説。
いやはや。
なんて言えばいいのか。

昨年は文学界がちょっとした陸上ブームのようでした。この作品の他にも「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)、「RUN!RUN!RUN!」(桂望実)なんかが刊行してて、自分の中ではこの作品とあわせて「2006年陸上三部作」と勝手にカテゴリしてました(笑)
そのなかでこの作品だけはずっと読めずにいたので、大学の図書館で見つけた瞬間即借りました。

で、やっと読み終わったんですけど。
これはすごいです。あまりにも衝撃を受けてしまって、説明するのに言葉が出てこない。
個人的には三部作の中で飛びぬけて素晴らしいと思います。
あんなに「走る」という感覚を細かく書いて、その喜びを伝えていた「一瞬の風になれ」を読んでもなお走りたいとは思わなかった私が、この本ではものすごく走りたくなりました。こりゃものすごいことですよ!(めっちゃ私的ですいません;)

全10章(+プロローグ・エピローグ)でなってて、5,6章のあたりまではいつもどおり一気に読んでたんですけど、7,8章のあたりで話が終わってしまうのが本当に寂しくなってしまって、意識的にペースを落としました。先が気になって仕方なかったんですけどね。
9章と10章は一日に一章ずつ読みました。駅伝初日の9章読んですでにかなり感動していたのに、メインキャラの走とハイジの走りがまだということに気づき、これはやばいなと(笑)この調子で10章突入したら、しばらく本の世界から出てこれないぞと思い、次の日の夜にまわすことにしました。正しい判断でした(笑)

最後はもう涙涙です。一人ひとりの見せ場をちゃんと書いてくれたのがよかった。ラスト読むだけで何度も泣けそう。
どのメンバーの走りのシーンもよかったけど、一番はやはりアンカーのハイジでしょう。

「俺たちは走る。最後の最後まで、一秒を争って走る。戦って、自分たちだけの勝利をつかむ。そうじゃないか?」

この言葉に、アオタケの住人たちの意思が全部詰まってる。走ることでしか到達できない場所を見つけた、彼らの想いの集大成。

超を何個つけても足りないくらい素晴らしい。図書館で予約が何件入ってようと(笑)、諦めずに何年待ってでも読むべきだと思います。ていうかむしろ買ったほうがいいかも。読んだらきっと手元に欲しくなりますから。私も買います♪

しかしハイジはなんて大嘘つきなんだ!大事なあの場面この場面でさらっと嘘ついてるよ!あれだけ嘘がうまけりゃ誰でもだまされますね(笑)というか突き詰めればそのハイジの嘘にだまされてみんな箱根まで来ちゃったんだからすごいよ。

最後にどうでもいい話をひとつ。
ジョータとジョージが可愛すぎる!(笑)
いまどきあんな可愛い言葉遣いの大学生男子っているのか?
とりあえず私の周りにはいない気がするけど、男同士だと以外にみんな結構可愛い感じなのかもしれない・・・・。よくわかんないけど。

こんな面白い本読んじゃったら、次の本がどんな本でもつまらなくなりそうだなー。この興奮が冷めるまでちょっと休憩しようかなぁ。

読了:2007/5/31

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大学生
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趣味:読書 アクセサリー作り ショッピング
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有川浩 伊坂幸太郎 桜庭一樹 小路幸也 高楼方子 恒川光太郎 豊島ミホ 梨木香歩 三浦しをん 村山由佳 森見登美彦
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料理全般 カラオケ 語学(特に英語!)車の運転(ナビ含む)

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